プランの合意ができたのでひたすら図面を描いています。僕(Yoshi)は書いてなくて、水野と穂積が描いてるんわけですが。工務店さんがしっかりと見積もれるように、2人は、土日をほとんど潰してひたすら図面を描く。僕はその様子をメールのやりとりで見てるだけです。
既存の図面に、改修後の平面図を重ねて、改修後に抜く柱、補強する梁、耐震壁の新設、新設する基礎などの整理を行っていました。既存の梁はそれぞれレベルも違えば、丸太梁であったり角材であったりと複雑。敷地は富士山の麓でもあり、やみくもに耐震部材を増やしたところで、美容室として、使い勝手が悪い空間にして本末転倒です。壁は耐震部材でありつつも、空間を隔てることで、ポジティブな理由が生まれるような、そんな計画として、構造設計と意匠設計を融合させてデザインを決定していきました。
「いえつく」メンバーには構造設計のプロフェッショナルがいません。
いえつく1では、ASDの田畠くん
いえつく4~6は、理科大の同級生で金箱構造設計事務所に勤めている、鈴木芳典くんに手伝ってもらっています。鈴木くんは構造計算の第一線で働いてるので、仕事が終わった後、深夜に「いえつく」プロジェクトの構造打合せに足を運んでくれています。いつもジョナサンで申し訳ないのですが。
▲いえつく4でバリに構造打合せに行ってくれた鈴木くん
工務店も同時にリサーチも同時に。1社は沼津の店舗(いえつく3)をやった鈴木工務店さん。残りの2社はいえつくがネット経由で探した地元の良さそうな施工者。その後、クライアントのご紹介も含め、計4社のあいみつを取らせていただくことにしました。
実施設計図としてはだいぶ描き足りない部分もありますが、特記仕様書も含め60ページほどで完成。その他、見積もり要綱書と既存図面を合わせて、2/5.6の図面/現場説明の準備が終わりました。