▲岡本まりや 社長の次女
ビューティ岡本のマスコット的なキャラクター、まりや。美大卒の彼女は下のような、既存の家具でつかえそうなものを、写真と寸法付きイラストで僕らにレポートしてくれます。今回も全部で3枚書いてくれました。とても助かっています。
▲既存家具の寸法付きイラスト
▲岡本まりや 社長の次女
ビューティ岡本のマスコット的なキャラクター、まりや。美大卒の彼女は下のような、既存の家具でつかえそうなものを、写真と寸法付きイラストで僕らにレポートしてくれます。今回も全部で3枚書いてくれました。とても助かっています。
▲既存家具の寸法付きイラスト
▲参加者(ビューティ岡本)社長/丸茂さん/木俣さん/拓哉(いえつく)水野/穂積/よし
前回のワークショップを受け、新しい美容室では「カウンセリング」を空間に抽出、可視化する空間を検討していました。今日はその第1案についての意見交換会です。場所は渋谷のセルリアン。
▲図面の青い部分がカウンセリングコーナー
カウンセリングの技術自体は、スタイリストやスタッフの個人のコミュニケーション能力に頼るところが大きいので、それを店舗の空間に落としこむ時、ビューティ岡本のカウンセリングというものを明文化する必要がある。いやそれができないんじゃないか。というやりとりをしたり、必要席数、必要機能の再確認をし、ミーティングは終了。
今後の課題
「カウンセリングが見える>>>>>>普通の見える」を再度考える。
ワークショップは、当初の予定よりも1ヶ月弱遅れ、11月9日に新宿ルノアールの会議室で行いました。
ビューティ岡本の各店舗スタッフのみなさんでチームをつくり、新富士宮店の「新サービスを含めた店舗のイメージ」を発表してもらう予定でしたが、想いがあふれすぎ、店舗のハードイメージまではとてもまとまらない様子。
そこで急遽ポストイットに新しいサービスや新店舗への想いを書き殴ってもらう事にしました。その後、似たような意見をまとめ、新店舗のイメージをスタッフのみなさんで共有しました。
沼津店リニューアル( http://3.ietsuku.com/wp/ )の時もそうでしたが、岡本社長は次世代の育成(岡本社長抜きで持続可能な形態)について真剣に考えています。スタッフ全員が、僕らと一緒に新店舗づくりに積極的に関わり、技術者でありながら、経営者の視点を持って欲しい。
その想いを汲み取りながら、ポストイットをあっちにやったりこっちにやったりと。途中から「カウンセリング」というキーワドが議論の中心となってきました。ビューティ岡本では、髪を触る前に必ず「カウンセリング」をします。通常の美容室とはちょっと違った「カウンセリング」というステップを踏むことで「オリジナリティ」を持つということが、やはり新店舗のコアなのではないかと収束しました。
締めは岡本社長から、ビューティ岡本の歴史と今後の展望について約15分ほどの演説。まず声の張りが違う!伝わらなければプレゼンではないと言わんばかりです。講演慣れをしているので大勢にメッセージを伝えるのが上手なんですね。
この1代目を追い抜く事は絶え間ない努力と、高い志が必要だと思うのですが、社長自らもそれを望んでいるはずなので、みんな頑張ってー。(傍らで見守る水野の気持ち)
僕達も、この新店舗で「空間」に落とし込まなければならない第1の要素は「カウンセリング」なんじゃないかと朧気ながらに感じていました。岡本社長以下スタッフのみなさん含め、共通認識が得られ、有意義なワークショップでした。
原文そのまま
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以下の質問に対してなるべく柔軟に想像力を働かせて考えてみてください。11月上旬に、みなさんが考えたことをお話聞かせてください。
▲別紙1の図面
【条件1】
社長は今年の年末から修業のため3年間放浪の旅に出ます。
【条件2】
その間に富士宮店が完成します。社長が戻るまでに、富士宮店での売上を10%Upさらに新規のお客様を増やすことを目標として社長はブータンに向かいました。
【条件3】
自分達の作業スペースとしてだけでなく、既存新規のお客様問わず、どのようなサービス、そして、どのような美容室がいいか考える必要があります。
【問1】
あなたが店舗責任者ならばどんな店つくり、どんなサービス、どんなPRを実施して「条件2」の目標を達成しますか?新しい富士宮店の立地環境を考慮して考えてみてください。
(美容+αと言う視点でも可)
【問2】
別紙1の図面にお店の機能、サービスを行うプランを書き込んでください。下記注釈です。
*柱は10本程度なら間引いても構いません。
*シャンプー台は、隣のシャンプー台と960mmあけてください。
*カット台は、隣のカット台と1400mm以上あけてください。
出席者は、岡本社長、丸茂さん、いえつくから、水野、穂積、Yoshi。
まず僕(Yoshi)から、新店舗の「いえつく」が考える理想を話しました。建築だけでは達成されない、持続可能な美容室をどのように成立させるのか?スタッフさんみんなに考えてもらえたらいいなーと。
次に、水野、穂積から建築プレゼン。既存建築の改修を前提に。図面を元に、空間に対していろいろとディスカッション。
・男性客をとりこむ為に、どのような空間が必要か
・売上を上げる人員配置と、レイアウトについて
・スタッフの人数とその動線
・ネイルやエステはサービスとして盛り込むか?スペース?
・個室の数
次回は10月中旬に、スタッフのみんなに理想の美容室をそれぞれ明文化、描いてもらい、ワークショップの形でミーティングする事に決まりました。
23時解散。
いよいよ、本格的に始まります。
スタッフ全員も本腰を入れて 新店舗の設計、経営方針の話し合いをスタートすると盛り上がる。
目標は来年6月。
水野、穂積、Yoshi(石畠)の3人で富士宮に行きました。前回のMTGから、富士宮市の建築指導課へヒアリングをかけたり、確認申請図の取り寄せをお願いしたり、耐震補強の検討をしたり、設計チーム(水野、穂積)は大変だなーと傍らから見てました。当事者意識はありますよ、僕(Yoshi)も。。
僕は、子供の出産予定日が8月18日だったり、仕事の撮影が14日~16日だったりしてたのですが、抜けだして実測に参加してきました。横から口だしていただけですが。穂積と水野で、図面をみながらずっと実測していました。
▲正面駐車場
▲正面駐車場
▲リビングから庭方向
▲北側駐車場から
▲庭から
▲北側駐車場と建物の関係
▲敷地への道路
▲旧診察室
▲キッチン
▲応接室
今後
・スタディ開始(9月頭に提案を目指す)
・解体要領を整理
・工務店選定
・外構にかかる費用の概算だし
・物置の活用法
・測量図を受領する
・利用予定什器備品リスト
・X線室の撤去
前回の敷地見学、現況図面受領を受け、渋谷セルリアンタワーでミーティング。mzn(水野)が既存図をみた際の問題、考えうるゾーニング案を説明。現状は、広い敷地に築40年の建物が建っています。決して敷地のポテンシャルを活かしたゾーニングとは言えないので、岡本さんにリニューアルする際における現状の不自由を理解してもらいました。
▲スケール確認1
また、リニューアルを前提に必要な美容機能、カット台、シャンプー台、受付、待合、バクヤード、薬剤コーナー等を既存図面に配置したものを見ながら、岡本さんとスケール感のシェアをしました。スケジュールや新店舗のコンセプト等の意見交換もしながら。
▲スケール確認2
Yoshi(石畠)はコンセプトが明確にないのに、実務が動くのが好きではないので、いろいろ資料つくってましたが、会社の仕事が忙しく、なかなか資料を説明できずモンモンとしていました。Yoshi だけではなくチーム全員が「いえつく3」を通し、信頼関係はもちろん旧知の知人のように、社長やスタッフさんと仲良くなったので、ビューティ岡本の新規事業に対し、単に設計という業務を超えて、事業的提案や、コンセプト作りに介入することが必要だと考えていました(います)。
・ビューティ岡本とは?
・富士宮店と沼津店の位置づけは?
・どんなサービスを展開するか?
・継続可能なサービスとは?
・売り上げを上げるには?
そんな話をしながら、いろいろな空間のあり方、建築の構成を提示して行こうと。
実際に図面を引くまでに検討する事は、まだまだたくさんあります。
・カフェスペース
・庭の活用法
・北側の庭の活かし方
・駐車場計画
・お店の顔づくり・外観・サイン
・その他いろいろ