施行者決定と現場スタート 4月1日

岡本社長の葛藤の末、3月31日、施工者は前回と同じく「鈴木工務店」に決まりました。「いえつく5」と「いえつく6」が同時進行なので、「いえつく6」は基本設計発注で進めます。と言いつつ細かい納まりも、水野と穂積は描きまくってしまうのですが。下記は翌日、水野から鈴木工務店さんに書いたメールです。「いえつく6」の現場スタートの様子が分り易いので、編集せずに公開したいと思います。
*日々の業務で設計やってる水野や三谷は、この4回のエントリー内容(2/27~4/1)はあたり前だから掲載してほしく無いと思うのですが、普段広告やってる僕(Yoshi)の視点では、一連のエントリーは面白いので公開します。建築学科の学生とかに見て欲しい。

——————————–
鈴木工務店さま

こんにちは。いえつく水野です。

御社と再びお仕事できることはこれも何かの縁かと思い嬉しく思っております。もう一社の姿勢やお見積もりも非常に魅力的でなかなか難しい判断もあり、ここまで長引いてしまいましたことお詫び申し上げます。今後は、決して簡単ではない壁を一緒に乗り越えて行くことが必要ですが、ぜひとも、3者(施主、施工者、設計)協力の上、良いものをつくっていきたいと思いますので、是非ともよろしくお願いいたします。

早速ですが、打合せを開催したいと思っております。すぐにでもと思っていたのですが、効率よく進めるために、下記内容をお互い用意したうえで、お会いするのが良いかと考えております。

第1回目の打合せ議題
Ⅰ. VE/CDについて
Ⅱ. 実施設計について
Ⅲ. スケジュールについて
Ⅳ. 震災の影響について

打合せまでに、下記をご用意いただければ、幸いです。

Ⅰ.について
①建築築工事範囲で約**万円
②電気設備工事(照明器具、外構照明等含む)約**万円
③機械設備工事で約**万円
④空調換気換気設備工事で約**万円
⑤解体工事において既存植栽撤去VE等で約**万円
⑥建物2の外装工事約**万円

重複するかもしれませんが、我々も想定するVEのリストを作成して、持って行きたいと思っております。

Ⅱ.について
体制、進め方、測量図など実施設計に必要な書類等について、お話ししたいと存じます。CGは現在作成中ですが、暫定版はお渡し可能です。VE後、VEを反映したものを契約図書の一部としてお納めいただく予定でございます。図面データはDWGにてご用意します。

Ⅲ.について
VE/CD、実施設計、解体工事、本工事、外構、引越し・開業準備、引渡しを勘案し、再度スケジュールの作成をお願い申し上げます。

Ⅳ.について
震災により工場稼働の停止、計画停電、建材の被災地優先配送の影響で、建材の納期など、非常に厳しい状況であること理解しております。お施主さんに説明する内容として、御社の状況を整理しておいていただければ、我々も一緒に説明できるかと思っております。こういった状況ですので、完成スケジュールについては弾力的に調整していき、一方で予算は死守する方向で契約条件を整理したいのが我々の考えす。

以上よろしくお願いいたします。
——————————–

コメントをどうぞ